2014/05/27

言葉をちゃんと身につける方法。

先週、恐れ多くも、大学の授業で話す機会を得た。
ピースボートの活動の話をすることになったのだが、日本では何度かそういう機会があったから慣れているものの、韓国語で話をするとなるとさすがに、緊張する。

それなりに準備したものの、従来の怠けグセ故、リハーサルを何度もきっちりやるところにいたらず、プレゼンテーションと原稿一回読みでいざ本番。

自分では、それなりにできると思っていたし、それなりに話せたと思っていた。

終わった後、その授業の受け持ちに先生と、インターンの子に尋ねてみたところ…反応が微妙。

先生が比較的率直に言ってくださるタイプで幸いだった。
「内容は良かったのですが」という前置きの上で、曰く、話がいろいろ散らばってまとまりがなかった、強調点がなく淡々と進んでしまった、そして、言葉がたどたどしいので長い文章を話すと前後の文脈がつかめず、聞くことに集中しなければわかりづらかった。と。

がびーん。
確かに思い返してみれば、自分でも「言葉を紡ぎだすこと」に必死で、流れに強弱をつけることもできなかったし、
上手く表現できない言葉をごまかすように、だらだらと喋ってしまった部分もあった。
何より、学生たちが自分の喋りをどれほど受けとめてくれているのか、そこに気を配る余裕もなかった。独り言に等しかった。

初めて、歯噛みするほど悔しく思った。自分自身に。
いままで、会話レベルでは「わたしネイティブスピーカーじゃないんで言葉がぎこちないけど勘弁してくださいね〜」という簾に隠れて、ごまかしていた自分を感じた。
言葉がちゃんとできないことを常にコンプレックスに感じながらも、真っ向から指摘されると無駄に傷ついたり、いじけたりしていたのだ。

別に、必ずしも発音ただしく流暢に喋るために練習する必要はない。
ただ、言葉を自分のものにするためには。
人前で話すことが、何よりも力になるのだ、ということを、今更ながら改めてわかった。

見返すのは怖いけれど…これから、録画された自分のプレゼンを繰り返し見て、練習しなきゃ。