2014/03/03

どたばた家探し。

2月最後の週の日曜、深夜、ソウルに到着して、
子持ちのラグジュアリーな友人宅に泊めてもらいつつ、
できれば3日以内に住む家を決めたい。という無謀な計画に出る。

とはいえ、あらかじめアテにしていた物件はあったのだ。
しかし、到着翌日にアテ物件は全くパーになったことを知る。
それで、到着翌日の夜から、またイチから探し始めることとなる。

ソウルの部屋探しでちょっと面白いこと、いくつかメモ。

賃貸にはいくつかタイプがあって、
チョンセ(伝貰)というのが、最初に保証金を相当額ドカンと払っておいて(最低でも一千万円とか)一定期間物件を借りる。退室時に保証金は基本的には全部返してもらえる。結果的に、借り賃はかからない。これが、ちょっと前までは一般的な韓国での家の借り方。
(ざっくりいえば。最近はこの変化形がいろいろあるらしい。)

ちょっと世間を知る人は「月々払うなんてもったいない、チョンセにすればいいのに」とアドバイスして下さる。が、どこに一千万円あるっつーねん、という個人的な問題。

最近は初出金の少ない一人暮らしも多くウォルセ(月貰)も増えている。
これは月払いで日本の賃貸アパートと一緒だけど、敷金礼金の変わりに50万円〜数百万円の保証金を最初に払う。これも退室時には返してもらえる。
韓国の住宅事情は年々世知辛く、ソウル中心部なら月7、8万円くらいが平均だろうか(もっとするかも)

また、韓国独特な携帯の部屋にコシウォン(考試院)というのがあって、ベッドと机で部屋いっぱい、というくらいの小さい部屋を保証金なし・格安で貸し出す。シャワートイレ共同(各部屋についているタイプもある)、キッチン共同で米や調味料は提供してくれる、というところもある。元は脇目も振らず勉強する学生のための部屋。

ハスク(下宿)も一つの建物をシェアして、シャワーキッチントイレ共同、ご飯はつきますよというのが基本。

いろいろ検討した末、わたしは月払いの「フルオプションワンルーム」に絞って探すことにした。
これは、冷蔵庫、洗濯機、クーラーなど基本の家具がついているワンルーム。これらを全部揃えることを考えると、夢のようにありがたい形態だ。


で、次回に続く。