2014/03/04

地下室暮らし。

そんなこんなで入居したワンルームは、
新築で、白とクリーム色が基調のすっきりした部屋。とてもきれい。
ぴかぴかの冷蔵庫、ドラム式洗濯機、エアコン、洗面所。シャワーのお湯も申し分ない。
もちろん床暖房。インターネット接続済み、新品のテレビもついてる。
何より、備えつけの机の上にもキッチンにも収納がたっぷりあって、すぐに整理整頓できる。
とっても気に入った。家賃はほんのちょっと足が出たが、まけてもらった。

こんなに良い条件だけど、ただ1つだけ問題は、
「半地下」部屋であること。

部屋探しをしているとき、これ、不動産屋に必ず聞かれた。
「半地下(パンヂハ)でもいいですか?」と。…いや、むしろ「半地下はやっぱり嫌ですよねえ?」というニュアンスで。
実際は半地下の部屋に住んだことがないので、どこまで悪いのか実感がない。
確かに、いろいろ調べたり人から聞く中で、半地下は「暗い」「じめじめする」「梅雨にはカビが生える」なんていう情報が目についた。
だからなるべく避けたいと思っていたけれど、この部屋は半地下にも関わらずわりと明るめで(窓は二つ)、新しくてキレイなもんだからじめっぽさも想像がつかなくて、
他の条件が揃いすぎてる、という点が勝って、半地下には目をつぶった。

住んでみて数日。
確かに、暗いことは暗い。起きてまず、朝日が差さないということがさみしい。
(昼間にはようやく光が少し入ってくるけれど)
今まで日当り重視だったわたしとしたことが、何ということか。とんだ選択ミスだったのかも、とやや落ち込んだ。
窓を開けてみると、目線よりやや下、わたしの肩の位置あたりに、外のレンガ敷きの道が見える。
人の足が、行き来するのが見える。
(窓の外には覆いがあるので、外からは見えない。もちろん、防犯のために普段は二重窓をしっかり閉める)

なんだか、人の足よりも下に住むって不思議な感じだなあ。
などと悠長なことを言ってられるうちはいいんだけどね。