2014/03/05

地元カフェ状況。

昨日ようやく部屋にネットが開通した。
それまでは、家の近くのカフェを転々としながらネットをつないでいた。

ソウルはインターネットの電波銀座なので、カフェに入ればほぼ例外なく無料のwifiがつながる。
幸い、新しい家から近い駅まで歩く間、カフェはごまんとあったので、
安いコーヒーと何時間でも居座れる場所を探していろいろ訪ねた。

最初にたびたび居座っていたところは、250円でうっすーいアメリカンを飲みながら何時間でも居られる、どこにでもあるチェーン店。

大体どこでも「アメリカーノ」を頼むと、お茶?と思うようなうっすーいのが出てくるのだけど、作り方をみていたら、エスプレッソマシンで出した濃い原液にお湯をどさっといれているのであった。
それが正しいアメリカーノの作り方なのか。

まあ安くて美味しい珈琲、などというのを求めてはいけませんね。
安いということは必ずどこかが痛みを引き受けているということなので。

とてもラッキーなことに、家のすぐ近くで、
店で豆を自家焙煎している珈琲屋さんを発見。入ってみた。
店内に珈琲の香りが満ちていて、ほっとした気持ちになる。
マスター、やたらに愛想がいい。話し好きっぽいオーラ発しまくり。
ハンドドリップコーヒーはちょっと高かったから、妥協してアメリカーノ(作り方はほぼ一緒だった…)を頼んでパソコンを開いていたら、
「ちょっと味見してみませんか」と、マスターがハンドドリップ珈琲を一杯出してくれた。
一人さびしくカフェ放浪してた身に、これは涙がちょっと出ちゃうくらい染みた。

まあ、やや気になったのは、
そのカフェ、外の手作り看板にやたら「あなたの心の声を聞かせて下さい」「カウンセリング教えます」というのが掲げてあること…。
珈琲が美味しいので通うだろうけど。相談ごとはまだいいです。

もうひとつ、職場として通う大学のカフェは素晴らしくすてき。
国際協力NGOの紹介とか、フェアトレード商品を並べてあったりして。そして店内に樹が生えている。
ただ、個人的にすんごい気になっているのが、ここの笑顔のすてきなマスターが、
社会学者の宮台真司さんにものすごーい似てらっしゃる。
まわりの誰にもわかってもらえないけれど。
行くたびに、宮台さんに珈琲を出してもらっているような気がして恐縮するわたしである。