2014/07/15

日本語のお勉強。

初めての体験をしています。

人に、日本語会話を教えるという。

人づてに紹介された生徒さんは、
日本の営業マンを相手に仕事をしているので、基本的な日本語はできる女性。
「日本語で商談でも負けないために、もっと上達したい」
という意志で、週2日、仕事の後で個人授業。
見習いたいほど根性のある人である。

主に会話を上達させたいということで、
まずはテキストではなく、自作のレジュメを使ってトピックにまつわる会話や、
そこで出てきた文法、単語、メールの書き方、などをやってみている。

今更言うまでもありませんが、
言葉を教えるって、難しいよなあ。
あらためてこっちが気づかされることがいっぱいあって、勉強になる。

「だから」と「なので」は、どう使い分けるのか。とか。
きっと一度は「国語」の授業(私は「日本語」の授業だったけど)で学んでるんだろうけど、無意識に身につけていること。
(ちなみに「だから」が主観的で理由を追求する意味合い、「なので」が客観的でやややんわりと理由をいう意味合い、だそうだ。)

言葉は、もちろん、文法も単語もとっても重要で基本をしっかりやるのが一番なんだけど、
じつはその言葉の「感じ」= 軽さ重さとか、匂いとか、落ち着く場所とか、
そういうのを汲み取るセンスのある人が、言語の上達は早いのかもしれない。

ちなみに、メール例文をやっていたとき、生徒さんは
「日本語は、あやまることばが、おおいですねー」
といって苦笑い。
そうですよね、すいません。恐縮です。

商売相手は福岡の会社とのことで、
大変エセながら、調べ調べ、博多弁をほんのちょっとだけ伝授してみた。

まじめに「ばりかた」の意味を説くわたし。
生徒さん、真剣にメモ取りながら「いいですね、今度、使ってみます」と。

使用方法はくれぐれもお気をつけ下さい。