2013/02/21

ルームメイト。

ルームメイトはベトナムからと、タイから来た女の子。
わたしよりも先に入室していたベトナムの子は、以前の働いていた団体で韓国人との関わりが深く、こっちに友達もたくさんいて、韓国語がびっくりするほどぺらぺらだった。
日本から来た私とベトナムから来た彼女の共通語が韓国語。ふしぎだ。
思った以上にスムーズに会話できちゃってホッとする。
ただ、どうしても彼女の名前が上手く発音できない。「ゴンちゃん」と呼ぶことにしよう。

タイから来た子は、…これまた名前がむずかしい。本人のすすめ通り「ジェイ」と呼ぶことにする。
ジェイは3人の中で一番英語が上手だ。しかし、ジェイの立場にたって改めて街中を眺めてみると、いかにハングル以外の表記が少ないか、わかる。
「ルームメイトの二人が韓国語を話せて私はラッキーだわ。」
と、一緒に買い物に出かけたときにジェイは笑って言った。
だが、街中は仕方ないとしても、留学生を受け入れる学校内はもうちっとくらい英語なりを同記してもいいんじゃないか、と思った。(英語でいいのか、という問題もあるが、それはちょっと置いといて)
それは、日本でもおんなじだけども。

今日は天気が良いが、街にはまだ雪の固まりがあちこちに残っている。
ゴンちゃんは何度も韓国に来た事があるらしいが、ジェイにとっては「はじめての雪」だそうだ。
最初ははしゃいで写真を撮るなどしていたが、
骨身に沁みるこの寒さは、あったかい国から来た二人にとっては大問題のようだ。

部屋にいても、ちょっとドアをあけると
「うううブルブルブル…さむさむさむ…」
とギャグのように縮こまっている。
来る前は気温30度だったというから、そりゃそうもなるわな。

わたしはといえば、確かに東京よりもソウルは寒さのランクが格上だが、まあ予想できる範囲だったから、服装も東京のときと大差ない。
二人に比べれば日本と韓国は本当に近い。私なんぞほぼ県をまたいでやってきた感じだ。
ちなみに時差もないし。

ベトナム、タイ、日本、韓国。
同じアジア、というけれど、どこまで近づけるのか。

…などと考えるヨユウもなく、寒風にあらがいながら、日用品の買い出しに出かけたのであった。